はじめに
妊娠中から自分の乳房の大きさや乳頭の形について悩んでいる方は少なくなく、母乳育児支援をしていると乳頭の形で悩み授乳がうまく行かないことを嘆いているママの声を聞くことは多くあります。
「陥没乳頭」や「扁平乳頭」で母乳をあげられるか不安に感じているママへ。
この記事では、陥没乳頭や扁平乳頭の状態でも、母乳育児を前向きに準備していける方法について解説します。
少しでも参考になればうれしいです。
陥没乳頭・扁平乳頭とは?
陥没乳頭と扁平乳頭の違い
陥没乳頭
乳頭が乳輪の真ん中に引き込まれている状態です。
親指と人差し指を乳輪の外側に当て、乳房に向かってやさしく押して刺激します。
乳頭が突出してくるものを『仮性陥没』、刺激をしても引き出されないものを『真性陥没』といいます。
扁平乳頭
乳輪から乳頭がほとんど突出しておらず、なだらかで平らな状態です。
どちらの状態も、赤ちゃんが乳房に吸いつくまでに時間がかかったり、乳房をお口に含めても滑りやすく吸啜が長く続かなかったり、直接母乳をするのに工夫が必要なことがあります。
自分の乳頭の状態に、出産の前に気づくこともありますが、授乳開始後に気づくことが多いです。
適切なケアを行えば、十分に母乳育児ができるようになります。
気づいたそのときからケアを始めてみましょう。
陥没乳頭・扁平乳頭の妊娠中からできる授乳準備とは?
妊娠中、乳腺が発達してきて乳房のサイズがアップしてくるのを感じるかもしれません。
乳房の変化と同時に「乳頭の状態が気になる」「授乳できるかな?」と心配になる場合には、ニップルフォーマーを使用することができます。
ニップルフォーマーとは?
ニップルフォーマーとは、ブラの内側入れてやさしい圧で乳首を引き出してくれるアイテムです。
陥没乳頭・扁平乳頭への効果
妊娠中から装着することで、乳頭を無理なく突出させていくことができます。
シリコン製なので乳房にやさしくフィットし、通気のための穴もあるのでムレを防いでくれます。
ニップルフォーマーの使い方とタイミング
妊娠中から始める授乳準備
妊娠経過が順調な場合、妊娠32週から使用開始することができます。
日中1時間から始めて、8時間前後ブラジャーの中に着用してみましょう。
お腹の張りを感じる方は、助産師さんと相談してみてくださいね。
乳頭や乳輪の皮膚がデリケートな方にもおすすめ
妊娠中に乳頭や乳輪が下着や服に擦れて、痛みや不快感を感じる方もいます。
ニップルフォーマーは、装着することで乳頭や乳輪が下着や服に触れることがなく、快適に過ごすことができるようになります。
産後も母乳パッドの代わりに使用することも可能なのでおすすめです。
産後も使えます
乳房の張りが強く授乳が難しいと感じる場合は、ニップルフォーマーを着用することで、圧抜きにもなります。
授乳前の30分~1時間程度、着用を続けることができます。
乳首が痛くなることを防ぐために、夜間の着用は避けましょう。
産後使用する場合には、母乳がニップルフォーマーの中に貯まることがあります。
母乳分泌が多い方は、溢れてブラジャーが濡れてしまわないように母乳パッドの併用もおすすめします。
まとめ
今回は、陥没乳頭・扁平乳頭と妊娠中からの授乳準備について解説しました。
「陥没乳頭・扁平乳頭でも授乳できるかな?」と不安に思う方が、この記事を読んで少しでも前向きな気持ちで、授乳に向けての準備をしてくれたら嬉しいです。
妊娠中から産後まで使えるニップルフォーマーを活用し、快適な授乳時間となりますように。

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