赤ちゃんの発達とおもちゃ選び、さぁ何買おう?
赤ちゃんがお家にやってくると、生活が大きく変化します。
夫婦2人の生活から、赤ちゃんのペースに合わせて生活するようになります。
そして、赤ちゃんが泣くと「なんで泣いているのかな?」「おっぱいかな?」「おむつかな?」「抱っこかな?」などと、不安になったり、心配事ができたりすることも多くあるでしょう。
赤ちゃんとの時間はあっという間に過ぎていきます。そんな中でも、少しずつ赤ちゃんのお世話や授乳に慣れてくると、赤ちゃんとの時間の過ごし方を考えることがあると思います。
「おもちゃを何か買ってみようかな」と思っても、「たくさんありすぎていったい何を買えばいいのかわからない」「買ったところで遊ぶのかな」というのが正直な声じゃないかな、と思います。
今回は、赤ちゃんの発達とおもちゃ選びについて解説していきます。おもちゃは子育てを助けてくれるものでもあります。少しでも赤ちゃんとの生活を楽しめるおもちゃ選びのヒントになれば嬉しいです。
赤ちゃんにおもちゃは必要か
「ずっと赤ちゃんと一緒にいるけれど、赤ちゃんとどうやって遊べばいいのかわからない」というママの声も聞きます。
赤ちゃんにおもちゃが必要かそうでないかを考えるよりも、赤ちゃんとの時間を一緒に楽しめる助けとなるようなおもちゃがあればいいのではないでしょうか。
赤ちゃんは、ママのお腹にいたときから五感が備わっています。
生まれてからのふれあいを通して、赤ちゃんの五感が育まれ、脳の発達にも良いことがわかっています。
おもちゃは与えて遊ばせておくだけでなく、歌を歌ったりおしゃべりしたりしながら、赤ちゃんと一緒に遊ぶことを大切にしましょう。
赤ちゃんの発達を知ってみよう
発達の月齢はおおよその目安となります。
時期がきたら「必ずできる」と言ったものではなく、暮らしの中で赤ちゃんが少しずつ動きを獲得してできるようになっていきます。
ねんね
赤ちゃんが生まれてからの2ヶ月くらいは、羊水の中でぷかぷかと生活していた赤ちゃんが全身に重力を浴びています。
その重力を受けながらも外の世界で生活していくことに慣れ、身体を使うことを学習していく時期です。
この時期の赤ちゃんは、1日のほとんどの時間が授乳しているか眠っているか。
ときにご機嫌で過ごせる時間も増えて来ます。
2ヶ月くらいから、うつ伏せの姿勢をとると腕の力を使って、少しずつ首を挙げられるようになってきます。
首すわり
3〜4ヶ月くらいで首が座ってきます。
首すわりとは、赤ちゃん自身が自分で首の動きをコントロールできるようになることです。
頭がグラグラしない、頭を支えなくても自由に動かしてる、といった感じで実感することが多いと思います。
赤ちゃんの身体を前後左右に動かしたときに、首を真ん中に戻そうとする動きがあれば、首がすわったと判断することができます。
首がすわると赤ちゃんのお世話がグッと楽になりますよ。
首すわりがゆっくりな場合は、大人の身体の上に赤ちゃんをうつ伏せの状態で乗せて、触れ合いをしてみましょう。
ご家族のお顔が見れて、赤ちゃんも楽しくうつ伏せの時間を過ごすことができますよ。
寝返り
5〜6ヶ月くらいになると、寝返りができるようになります。
赤ちゃんは仰向きの生活の中で、手を見つけ、足を見つけ、左右にゆらゆら身体を動かすことをしながら、寝返りの動きへとつながってきます。
赤ちゃんの左右にゆらゆらと動く感じは、寝返りとの準備練習となっています。
長い時間、抱っこ紐やバウンサーの中で身体を固定してしまうよりも、自由な時間と自由に動ける安全な場所があることは赤ちゃんの発達を促すことにつながります。
お座り
6〜7ヶ月くらいで、大人が座らせるとお座りができるようになります。
お座りできるようになると、視線が寝ていた状態に比べ高くなり両手を使って遊べるので、赤ちゃんにとっては楽しい姿勢です。
しかし、身体はまだ自分の身体を自分で支えられるほどの十分な筋力がなく、おすわりの姿勢は赤ちゃんの身体に負担がかかりやすくなっています。
ハイハイとズリバイができるようになってくると、自然と自分でおすわりの姿勢がとれるようになってきます。
自分でお座りができるようになるまでは、お座りの姿勢をとらせることはせず見守るようにしておきましょう。
ズリバイ・ハイハイ
7〜9ヶ月くらいでズリバイ・ハイハイをするようになります。
ズリバイやハイハイができるようになると、赤ちゃんは移動手段を得て自由自在に動き回るようになります。
今までよりもぐっと活動範囲が増えて、いろんなものに興味を持つようになります。
ハイハイができるようになると、自分でおもちゃのもとへハイハイして行き、自らお座りして遊ぶようになります。
※これがお座りの獲得です。
ハイハイは赤ちゃんの筋力や持久力をつけてくれ、ハイハイが上手になればなるほど運動能力が高まると言われています。
歩くことを急がず、赤ちゃんの意欲を促しながらたっぷりハイハイをしましょう。
現代の住環境ではだだっ広い部屋というのは少なくなりましたが、たくさんズリバイやハイハイができるような環境が整えられるといいですね。
つかまり立ち・つたい歩き
10〜11ヶ月くらいで、つかまり立ち・つたい歩きができるようになります。
つかまり立ちやつたい歩きは、歩くための準備期間です。
ズリバイやハイハイで自由に移動できるようになると、家具や大人の膝につかまり、つかまり立ちができるようになります。
視線が高くなるので、立つという動作は赤ちゃんにとって楽しいものです。
最初は踏ん張って自分の身体を支えることが十分でないため、つかまり立ちはしたものの、しゃがめずに泣いて大人に助けを求めることもあります。
生活の中で、繰り返し立ったりしゃがんだりを繰り返しすることで、両足で踏ん張り一歩を踏み出す力になっていきます。
つかまり立ちやつたい歩きが早い時期にできるようになったとしても、できるだけ広いスペースを作り、ハイハイで自由に動き回れるような環境は整えておきましょう。
歩く
12ヶ月(1歳)〜1歳半くらいで歩け始めるようになります。
床から立ち上がれるようになって、足が一歩ずつ前に出るようになってきます。
最初からどんどん歩けるようになるわけではなく、身体でバランスを取りながら、ゆっくりと2歩3歩と歩けるようになっていきます。
ひとり歩きができるようになっても、どんどんハイハイはさせてあげてください。
ハイハイは安定した歩きのための身体の土台づくりになります。
発達段階に合わせたおもちゃの選び方
赤ちゃんにとって遊び(ふれあい)は、学習でありコミュニケーションでもあります。
おもちゃ選びはその月齢や発達に応じたものを選び、赤ちゃんの好奇心を引き出していきましょう。
新生児〜4ヶ月頃
授乳は赤ちゃんとのコミュニケーションです。
ママとアイコンタクトをとったり、ママの語りかけを聴いたり、抱っこされて心地よさを感じたり、お腹が満たされたりすることすべて、赤ちゃんにとって大切なふれあいとなります。
3ヶ月を過ぎてくると、赤ちゃんはおもちゃに手を伸ばしてつかんだり、じっと見つめたりします。
つかんだものを口に入れてなめなめして、その感触を確認したりもします。
赤ちゃんの「見たい」「触りたい」を引き出せるような、音の鳴るおもちゃや、赤ちゃんが握って遊べるようなおもちゃがおすすめです。
5〜8ヶ月
この時期の赤ちゃんは、ゆらゆら横向きになったり、寝返りをしてうつ伏せで過ごす時間も出てきます。
お座りをできるようになった赤ちゃんは、両手を使って遊ぶようにもなります。
手で持って遊ぶおもちゃや積み木、音の鳴るおもちゃがおすすめです。
9〜10ヶ月
この時期の赤ちゃんは、お座りが安定し、つかまり立つ姿勢も増えてきます。
いろんなことに興味を示すので、遊びを通してコミュニケーションを増やしていくきっかけにもなります。
ハイハイが活発なので、動くおもちゃで興味を引いて遊ぶことも楽しめます。
11〜12ヶ月
この時期の赤ちゃんは、ひとりで立つ・ひとり歩きをする準備が整い始めています。
個人差はありますが、12ヶ月〜18ヶ月くらいになるまでに歩き始めます。
歩くことが楽しいと思えるように、自分の身体を使って自分の力で歩くことができるようにサポートをしていきたいですね。
押しぐるまや箱を押して動かす動作や、滑り台を高這いで登る動作は安定した歩行につながります。
どんなおもちゃを買おうか迷ったとき
ここまで赤ちゃんの発達と月齢に合ったおもちゃの選び方をお伝えしてきました。
でもやっぱり、、、
- おもちゃが沢山あって選ぶのに迷う
- せっかく買っても遊ばなかったらもったいない
- おもちゃを収納する場所がない
というときにおすすめ。
\ コレ /
産後ママのお家に訪問したときに初めて知ったんですが、「わが子が小さいときにあれば便利だったぁ」と。
月齢に合ったおもちゃが定期的に届いて、お家におもちゃが増えないので収納場所にも困らない。
お気に入りのおもちゃがあれば買い取りできたり、壊れてしまっても原則弁償不要など、良いことづくしなサービスなんです。
興味ある方はぜひサイトを覗いてみてくださいね。
まとめ
今回は、赤ちゃんの発達とおもちゃ選びについて解説してきました。
赤ちゃんにとっての遊びはコミュニケーションでもあります。
月齢に合ったおもちゃを選び一緒に遊んでいくと、発達を促したり赤ちゃんの可能性を引き出したりするものにもなります。
赤ちゃんは練習したから何かができるのではなく、暮らしの中で動きを獲得していきます。
おもちゃを暮らしの中でうまく使い、赤ちゃんとの時間が楽しいものになりますように。
皆さんの参考になれば嬉しいです。
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